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E: フロリレージュ(南青山)

南青山のフレンチ、『フロリレージュ(Florilege)』へと行きました。
まだ、本当に新しい店で6月28日にオープンしたばかり。開店したて、そんな時
期の店に行くのは僕としては珍しいのですが、今回はなんとなく行ってみようか
という気になったのです。

アクセスは結構、大変かも。駅からちょっと歩かないといけないという距離はと
もかくとして、ロケーションがわかりにくい。
外苑西通りに沿って走る細い小さな道から、さらに入ったところにありまして、
店のウェブページの説明によると、「細い道を道なりに100mほど進み、1本目の
角を右折。階段をのぼりきった右手」とのことだけど、「細い道を道なりに100m
ほど進んだら右手に現れる階段を登って」という方が正しいと思う。とりあえず、
右折するような“道”を探していると通り過ぎてしまうこと必定です。
エントランスも建屋の脇を少し入っていたところに設えてあり、通りに面しては
小さめのネームプレートはあるものの、わかりやすいとは言えません。あたりは
住宅街のようだったし、でしゃばらず品良くということなのかもしれません。

一歩中に入ると一転、店内は現代的でとてもムードのあるもの。フロアの床や壁
の低い位置は大理石のタイル貼りで、照明は基本的に間接照明でやや暗め。どの
時刻に行ってもああいう雰囲気なんだろうと思います。
フロアはエントランスから奥に長い造りで、その長辺に沿ってベンチシートとテー
ブルが配置されてます。並んだテーブルに対面する形でグラスの類を並べたバッ
クボードとカウンター。このカウンターの下がぼんやりと光るようになっていて、
とても現代的でした。一番奥には個室様のパーティションなんかもあるようです。
そこに案内されたお客さんたちの姿は見えませんが、ある程度声は聞こえてきて
ました。席数としては、20席くらいのものだと思います。

お昼のコースは4200円のプリフィックスが一種類。構成は前菜にメイン、それと
デザートとなってます。メインが以下に示すように二皿構成となっているのは特
徴です。選択肢はそれぞれ3、4種類くらいです。
 アミューズ:三種類のオリーブ
  オリーブが練り込まれたサイコロ状のパンケーキ。そこにブラックオリー
  ブを粉末状にしたものとオリーブオイルで、合計三種類。
  パンケーキはそれほどオリーブの個性が出てこないものですが、粉末にし
  たものには駄目な人には駄目なオリーブらしい個性的な味が残り、オイル
  には香りがあるので、そこらを巧くミックスしてバランスをとって食べる
  と良いのかと思います。個人的には好きな味でした。
 前菜:フォワグラとメレンゲ
  こちらのスペシャリテ。フォワグラとの組み合わせをシェフが考えに考え
  て作ったものだそうです。
  削ったナッツを散りばめ、そこに数個のメレンゲを乗せたお皿がまずサー
  ブされ、フォワグラはあとから別個でサーブ。おそらくはソースの類でメ
  レンゲが潰れてしまわないように、ということかと。フォワグラは追加の
  料金が要らないにも関わらず、結構なポーションです。
  食べるとフォワグラはさすがに美味しいのですが、やっぱり、メレンゲで
  はちょっと弱いように感じます。メレンゲは瞬く間になくなってしまい、
  フォアグラの味と食感がメイン。でも、最後にソースと油分を吸ったナッ
  ツが残る感じで、バランスとしてはビミョーな気もしました。
 メイン:牛舌のロティと骨髄のフラン
  牛舌に使われているドクダミを使ったというスープ仕立てのソースが、こ
  の類の料理としては珍しい。ちょっとクセのあるソースorスープは合って
  いる……のかな?ソースでなくスープただと、ビシャビシャしてしまうの
  もどうなのかなぁ。ともあれ、牛舌の食感とポーションには満足です。
  骨髄のフランは、その見た目のインパクトが素晴らしい。骨髄を繰り抜き、
  その骨をそのまま器にして、中に料理を入れてます。オーブンで火入れを
  したのだと思いますが、しかも熱々。
  そんなワイルドなルックスですが、フルフルとした骨髄とフランの味わい
  は、印象とは異なりかなり穏か。誰にでも食べられるクセのないものだと
  思います。
 デザート:?
  完全な健忘状態です。まったく思い出せません。
  こういう時は写真を撮るようにした方が良いのかなぁと思います・・・。

こちらのシェフは、あの“カンテサンス”(行ったことないけど)のスーシェフ
だったということですが、伝聞の範囲でなるほどと思う部分と、思ったよりもオー
ソドックスに思えた部分とがありました。勝手に少量多皿の傾向を想像していま
したが、それは良い方向に裏切ってくれました。
ただ、メレンゲのような工夫をして、手を加えているところは加えているんです
が、それが良い方向に働いているかというと、そうとも限らないというところが、
ちょっと残念。少量の皿ならありだったのかもしれませんが、こちらはそれぞれ
ちゃんとしたポーションなので、その疑問に感じる部分が付きまとってしまうた
めに強調して感じてしまったのかもしれません。

ここまで振り返って全体に厳し目に書いてるかなと思わなくもないのですが、そ
れは、なんとなくサービス的に居心地の悪さを感じたのが理由なのかなとも。訪
れた日は他にお客さんは二組、うち一組は奥の個室という具合でフロアに余裕は
ありました。
にも拘らず、案内されたテーブルはエントランスに一番近い、末席。なんか、そ
のあたりが気に入らなかったのかもしれません。
まあ、まだ、店が開いたばかりで慣れてないところもあるのかもしれませんが、
ちょっと、居心地の点で不満がありました。とはいえ、この日の客数から考えて
オペレーションがどうということではないと思うし、こんな按配なのかもしれま
せん。
サービスは男性と女性の二人。女性の方はまだたどたどしい感じもありますが、
全体としてはそれなりにそつなくこなしてくれる印象でした。

夜のメニューを見せてもらったところ、ディナーではもう少し、少量多皿の傾向
がはっきりするっぽい。というか、昼のメニューは夜のメニューを別個にプリフィ
クスで選択できるようにしている感じ。
全体を通した時はわかりませんが、一皿を単位に考えるともう少し量が少ない方
が良い気がしたので、本領を発揮するのは夜だと思います。というわけで、次に
行くなら夜ですね。
22:51 | 飲食(フレンチ) | comments (0) | trackbacks (0) | page top↑
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