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E: りょうりにんみわ(関内)

先日、関内にあるレストラン、「りょうりにんみわ」へと行ってきました。ジャ
ンルとしては、一応、フレンチになるのかな。みなとみらいで行われたシンポジ
ウムに参加した後、関内まで歩いての訪問です。
日曜の19時前後の時間だったのですが、店の周辺、関内の南側一帯は人気もなく
薄ら寒ささえ感じさせる雰囲気。週末だしこんなものなのかなぁ、と思いつつも、
ちょっと寂しい。
店は雑居ビルの二階。一階にはネームプレートがあるだけで、目立った案内もあ
りません。階段を上がってすぐに淡いアイボリーの扉がありますが、中の様子は
しかとは伺えません。いわゆる、知る人ぞ知るで、隠れ家的です。あんまり、好
きな言葉じゃありませんが。

さて、店に入ると出入り口の近くに一つだけのテーブル席、そして、厨房を囲む
ようにL字型のカウンター。この店のメインはこちらでしょう。すだれ状の敷居
で区切られているので、出入り口の様子はそれほど気になりません。
そして、どちらの席に案内されるにしろ、この手の洋風の料理の店には珍しいの
が、靴を脱いで席へと案内されること。さすがにこれは、他にちょっと思いつか
ないなぁ。
カウンターはそれこそ割烹のような白木の作りの美しいもの。まだまだ、使い込
まれておらず、とても綺麗にしてあります。席もそれほど詰められてはおらず、
カウンターではあっても、ゆっくり出来るんじゃないかと思います。

メニューは黒板に前菜、メインともに10種類弱ずつくらいでしょうか。基本はそ
れらをアラカルトでオーダーなのでしょうが、適当におまかせでもお願いできる
ようです。ポーションの調整なども出来るとおっしゃってました。
並んでいるメニューを眺めると、特に珍しいものはありませんが、しっかりと美
味しいものを食べたい時には候補になりそうなものが多い。あれやこれやと食べ
たいけど、ポーションも心配だし、懐も心配。尋ねてみると一人でもお任せでオッ
ケーとのこと。
というわけで、時期のものであるホワイトアスパラのソテーを組み込んでくれる
ようにだけお願いして、お任せでオーダーしました。
 ウニ,カニ,オクラとジュレ 一口の幸せ
  他所様の書かれたブログなどを見ていると、このスプーンにのった一品が、
  どうやらこちらの定番アミューズ。
  まず、大き目のスプーンに一杯という量がいい。そして、なぜか不思議な
  ほどの一体感。オクラとかどうなんだろうと思ったけど、食べてみると自
  然とマッチしてた。確かに幸せ。
 鯵のサラダ
  はっきり「お刺身のサラダです」、との言葉でサーブ。マスタードのソー
  スで頂きます。鯵は新鮮で脂ものってる。加えてソースが良い。酸味とマ
  スタードのバランスがいいのかな。
  個人的にはフレンチに来たのなら、生の魚を積極的には食べたいとは思わ
  ない方ですが、まあ、うまいのでオーケーということで。
 アンコウのカラアゲ
  これまた、はっきりと「から揚げです」と。もう、このあたりから、この
  店は(想像はしてたけど)フレンチではなく、旨いもの屋なのだ、と理解。
  アンコウの身は歯応えがあってプリプリ。目の前で揚げたてが出てくるわ
  けで、不味くなるわけもなし。ソースは鯵のものと似ていて、味が重なっ
  てしまい、そこはちょっと残念でした。
 フォアグラのポワレ 甘夏と金柑のソース
  フォアグラに合わせた濃い目のソースをではなくて、柑橘系の自然な甘み
  と穏やかな酸味のソースを、それもたっぷりの量で出してくる。そのせい
  か、フォアグラなのにしんどくない。
  フォアグラ自体の質も良いものなんだと思います。
 ホワイトアスパラのスープ
  今回、最も印象的だったのが、このスープ。まるでコーンのような甘みと、
  ホワイトアスパラの香り。そこにしっかりと感じる塩分。
  もっと飲みたかった。ただただ、それだけ。
 金目鯛とホワイトアスパラのソテー
  表面はパリっで、中にはしっかりと火入れ。でも、硬くなったりはしてお
  らず。これくらい火を入れた方が、香りや味はちゃんと出てくる気がしま
  す。金目鯛って、皮の近くにかすかなクセのようなのがあるような気がし
  て、それが鬱陶しく感じることがあるんですが、そういうこともなかった
  です。ソースはブールブラン。美味しくいただきました。
  付け合せにリクエストしたホワイトアスパラ。なかなか立派なアスパラで、
  こちらも満足。
 ホホ肉の赤ワイン煮込み
  特に珍しくはない料理ですが、赤ワインの香りがしっかりしてて味はなか
  なか。ゼラチン質のおかげかしっとりねっとと崩れていく柔らかさに、どっ
  しりと旨みの残る味の具合、そして、満足のできるポーション。ここしば
  らくで食べたワイン煮込みの中では一番ではないかと。そんな気がします。
 いちごのミルフィーユとゴールデンパインのソルベ
  ミルフィーユはメインをサーブしてからパイ生地に苺のクリームをぬって
  仕上げてくれます。どちらも味は軽めで最後を締めくくる華やかさには少
  し欠けてる。ちょっと、素人臭さを感じるかなぁ、というところ。
  まあ、こういうところは、どうしても大きなレストラン、スタッフの多い
  レストランとは差の出るところだとは思います。

いわゆるフレンチっぽいフレンチではないけど、じゃあ、何かといわれるとやっ
ぱりフレンチな気もする。でも、違う気もする。特に前菜は。とりあえず、どれ
をとっても旨いものではありました。
以上で8000円。お腹もいっぱい。コストパフォーマンスは良いのではないかと思
います。今回はコースで頂きましたが、前菜1、メイン1くらいのアラカルトで、
一皿をどっしりと食べるのもいいかなぁ、なんてことも思います。

サービスはあまり期待しないのが吉かと。かなり若い女性が一人サービスにいま
すがアルバイトかなぁ。プロっぽくはないです。この日は空いていたので、多少、
相手もしてもらえましたが、シェフが一人で調理しているので、混んでくるとサー
ビスまでは手が回らないだろうな、と思います。
あと、隠れ家的なロケーションにカウンターがメインの店構えということで、
ひょっとしたら、居心地の悪さがあったりするんじゃないかとかも思ってました
が、そんなことはまったくありませんでした。常連さんが沢山入るとわかりませ
んが、少なくともこの日に限れば、とても良い雰囲気の中、食事をさせてもらえ
ました。

オーナーやシェフの名前を冠した飲食店というのは少なくありません。けど、そ
の多くは、「レストラン○○」だったり、「割烹××」だったりというのがほと
んどかと。
そんな中、この店に付けられた名前は「りょうりにん みわ」。レストランでも、
割烹でもなく、“りょうりにん”。自分がどうであるかという自負と、こうあり
たいという意志とを感じさせてくれる。そんな気がします。出てきた料理も、何
より美味しいということを大事にしていたように思えるものでした。

22:47 | 飲食(フレンチ) | comments (0) | trackbacks (0) | page top↑
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