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E: ブーケ・ド・フランス(六本木)

六本木は東京ミッドタウンのすぐ近く、このあたりは人の流れも変わったんだろ
うなー、なんて訳知り顔なことを言ってみても、実際には昔のことは知らなかっ
たりするんですが。
さらに昔はもちろん、今だってテリトリーと言えるような場所ではなく。基本的
にはアウェーな場所。ミッドタウンもヒルズもほとんど行った事はありません。

そんなミッドタウンの前の道を挟んだ細い道を少し入ったところの二階に、ヒル
ズなんかができる前から六本木で店を構えていた小さなフレンチ、「ブーケ・ド・
フランス(Bouquet de France)に行ってきました。
土曜のランチ、開店直後に予約なしでの訪問です。失礼ながら流行とかとはあま
り縁がなさそうな気がするものの、場所が場所だけに予約なしでは無理かな、な
んてなことを思ってましたが、無事、席を用意してもらえました。

開店直後だったのでさすがに一番乗り。当然ながら、全部空いているテーブルの
中から、奥の方から二つ目のテーブルへと案内していただきました。
フロアはエントランスから奥の方向に長いレイアウトでテーブルの間はやや狭い
です。全部で10卓前後でしょうか。内装は構えたところがなく、肩肘張らずに過
ごせそう。各テーブルには、この店のシンボル(?)である豚の小物が置いてあ
ります。

ランチのコースはお任せとプリフィクス。皿数や選択肢によって値段が変わりま
すが、そこらはメニューを持ってきてくれる時に説明してくれますし、お任せの
内容もあらかじめ教えてくれます。
価格的にはそのお任せが一番安いのですが、メインは豚のシンプルなロースト。
こちらの店は豚がウリの一つみたいだから、それはそれで良かったのかもしれま
せんが、なんとなく魅かれない。結局食べたいものが食べられる2500円のコース
を選び、追加料金のかかるメインを選択してしまいました。
 ポークリエットのプチシュー
  まずはアミューズ。出てくるとは思ってませんでした。
  味を云々するだけのポーションではないのですが、本来、アミューズとし
  てはそれくらいが良いんだと思うのです。まあ、たくさん出てくるのは出
  てくるので楽しいんですが。でも、それはこの店が目指すところではない
  と思うし。
 ブーダンノワールとフォアグラと栗のテリーヌ
  テリーヌ型のブーダンは黒味が強い。栗やフォアグラも見えてるけど、割
  合的にはそれほど多くない感じ。添えられてるのはりんごのピュレとブリ
  オッシュ。
  まずはブーダンだけを口にする。フォアグラの脂分はあるけど、ほとんど
  栗は感じず、食感としてはねっとりとほろほろが共存してる。温められて
  るけど、癖が強く出てくるでもなく、美味しいブーダン。ピュレと一緒に
  食べると、甘みと軽さが出てきて、また違ってきます。
  ポーションも十分で、ブリオッシュが一枚だと足りないくらい。
 沖縄ヤンバル豚三枚肉の黒胡椒煮込み
  茶褐色になるまで煮込まれた玉ねぎをまとい、かたまりでドンと出てきま
  す。添えてるのはキャベツを煮たもの。見た目には華やかさはありません。
  が、食べるとうまい。ツボを突いた美味しさ。力を入れなくてもナイフの
  入っていくくらい柔らかく煮込まれた豚肉に、玉ねぎの甘みとビネガーの
  酸味のしっかりとした味付け。黒胡椒もピリリとアクセントと言える範疇
  を越えて、きちんと効いてます。黒胡椒煮込みなんだから、これくらいが
  いいのです。
 チョコレートのケーキ
  ブーダンと同じような感じで、黒一色。さらに付け合せもないので、さら
  に地味。冷やしたヌガーにも似た食感、というか手応えで、あるところま
  でナイフを入れると、そこから先は一気にいってしまうような固さと密度
  感。
  もっとどんよりと甘いかと思ったんだけど、それほどでもなくちょうど良
  い頃合い。冷えてたからかな?そのままでは切れないので、凍らせている、
  って言ってたし。

豚の料理で有名ですが、確かにメインの豚も美味しかった。豚の煮込みって当た
り外れが大きいんで(ばさついたものが出てくることも度々)、頼むのに考えて
しまうことも多いんですが、追加料金がかかってでも、頼んでよかったです。
フレンチの華やぎとかモダンさとか、そういうのはありませんが、シンプルに旨
いです。たとえば、ドゥ・プラの旨いもの屋として使うのもアリなんじゃないか
と思います。
ただ、コストパフォーマンス的には、追加料金がかかってしまうと、ちょっと微
妙かも。料理の選択をうまくやらないと、というところです。

で、豚がこの店の料理のウリなら、マダムがサービスのウリになるんではないか
しら。
失礼ながら“マダム”という呼称が似合うようなタイプではないように思うので
すが、狭いとは言え10卓近いフロアを一人で仕切る、その差配が、きびきびと実
に気分が良い。料理やワインの説明も明瞭だし、それでいて決めるのは客に委ね
てくれる。お客の会話や仕草にするりと入ってきて、一言二言、ポロリと言いお
いて他のテーブルへと移っていくのもなんとなく楽しい。
店を出る時、マダムからは「次は予約をしていらしてください」と一言ありまし
た。取りようによってはネガティブにも取れますが、単純にその方がきちんと迎
えられるので、ということなんだと思います。そう素直に思える、思わせるのが
ここのサービスだと思います。ウェブの上でも、悪い評判をあまり見ないのです
が、それもこのマダムによるところは大きいんじゃないかなぁ。

流行り廃りとかとは縁のないところで、地道にやってこられた店。そんな印象を
受けました。このエントリの冒頭にも書いたように、周囲は開発(再開発?)も
著しい場所ですが、これからもそんなことには関係なく、続けていく一軒なんだ
ろうと思うし、また、そうあってほしいと思います。
早々に、ではないけれど。また、いつか食べに行きたいと思います。
23:52 | 飲食(フレンチ) | comments (0) | trackbacks (0) | page top↑
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