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R: ドナルド・A・ノーマン著「誰のためのデザイン」

今更というか、なんというか、恥ずかしながら未読だったこの分野の古典、ドナ
ルド・A・ノーマンの『誰のためのデザイン』を読みました。
まずは、Amazonからの紹介を長めに。
『「…私は引いて開けるドアを押してしまったり、押して開けるドアを引い
   てしまったり、横に滑って開くドアに正面から突っ込んでいってしまっ
   たりする…」
    ・・・中略
  新技術を使った道具についていけなかったり、すぐに使い方を忘れたり、
  間違えてしまったりするとき、私たちは使えない自分を責め、恥じ入るこ
  とが多い。しかし、その態度は間違いであり、原因は道具のデザインにあ
  る、と著者は主張する。
  「デザイナーは、起こり得るエラーが実際に起こることを想定した上で、
  そのエラーが起こる確率と、エラーが起こった時の影響が最小になるよう
  にデザインしなければならない…」
  この発想こそ、現代ヒューマンインタフェースの根底にあるユーザー中心
  のデザイン原理であり、本書はこのデザイン原理について一般を対象に初
  めて語られた代表的著作である。
  本書では、まず身の回りにある道具にどのような問題点が隠されているか
  を考察し、道具を使う人間についての行為や知識に関する認知心理学的な
  分析を行う。さらにユーザーにとって良いデザインとは何か、なぜデザイ
  ナーは良いデザインができないのか、と分析を進め、これらを踏まえた上
  で、ユーザー中心のデザインの7つの原則を提案する。
    ・・・後略』

あらためて読んでみると、今となっては“新しい”と感じることはありません。
サンプルの古さとかには関係なく、の話です。ですが、古い、とか、もう終わっ
てる、とか思うこともありません。

つまり、かなり前から多くの人や本によって語られ、検討され続けてきているの
に、実際には解決されていない、あるいは解決されないものが常に出続けてしまっ
ている。何か人間によって使われるものを作る時に常に付きまとっている問題な
んだろうと思うわけです。先に「未来のもののデザイン」を読んでますが、そこ
で語られていることも、いくばくかの洗練はあっても、基本的なところでは変化
してないような気もします。
つまり、この本で書かれていることは、何か物を作る上で本質的であり、かつ普
遍的なこと。考えなくてはいけないのはユーザであり、作ろうとするものそのも
のではない、ということ。そういう当たり前なはずだけど、実際には考えられて
ないことが書かれてます。
個人的には“アフォーダンス”とかの言葉が出てくる本には警戒してしまうんで
すが、この本で伝えようとしている物が持つべき性質としてのアフォーダンスで
あれば、それをなんと呼ぶかは別として、考慮すべき大事な事項として納得でき
る。それだけの説得力を備えているかと思います。

「自分の作ったものを使ってもらいたい」というのであれば、この本に一度、目
を通しておくのは悪くないかと。もっと早く読んでおくべきだったかな。
もっとも、この本で書かれているようなことを理解はしていても、物理的な制約
であったり、作ろうとしているものへの愛着であったりで、なかなか、実践する
のが難しいというのも事実ではあるけれど。
22:35 | 書籍 | comments (0) | trackbacks (0) | page top↑
etc: 007 慰めの報酬 | top | E: ヌーヴェルエール(東京)

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