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E: ヌーヴェルエール(東京)

先日、『ヌーヴェルエール(Nouvelle Ere)』へと行ってきました。
この店を選んだのは、店名のヌーヴェルエール、すなわち“新しい時代”という
のが新年には相応しいかと思ったのと、オーグードジュールグループで行ったこ
とがないのがここだけだったので行ってみたかったのが大きな理由。
あと、年始早々に訪れた「コントワール・ブノワ」が思いの他良くなかったので、
複合ビルのテナント、かつ、グループ展開している一軒という同じ条件で、どの
くらい違うかを見てみたい、というのもあったりします。ちょっと意地の悪い興
味ではありますが。

というわけで、店が入っているのは東京駅真近、新丸ビルの5階。他にも名前を
聞いたことがある店がちらほらと入っているフロアです。
そんな数多ある店の中でファサードの雰囲気、重厚感は一つ抜けてる。曇りガラ
スに飾り細工の施された木製フレームのドア、脇に置かれたメニューには「満席」
の知らせが重ねられてる。店内の様子は覗えません。敷居の高さにはなるかもだ
けど、入ってしまえばその方が気分が良いのは間違いないでしょう。
中に入ると、黒を基調にした、外から想像するよりはずっとモダンな雰囲気の空
間です。入ってすぐ、右手にバーカウンターがあり、そこを越えると右手に曲が
るようにしてL字の形にテーブルが並んでる。Lの字の長い方の直線が大きな窓
に面していて、そこからは東京駅の様子を一望できます。残念ながら窓に面した
テーブルへは案内されませんでしたが。

テーブルに着くと、まずアペリティフのお伺い。食事の時も通そうと白のグラス
ワイン(ムルソー)をオーダーし、その後、メニューを。ランチは3つのコース。
前菜とメイン、デザートをチョイスの3800円から、メインが魚と肉になる6500円、
お任せの10000円まで。お任せのコースも、きちんと内容はかかれてました。プ
リフィクスの選択肢はそれほど多くなく3種類ほどで、追加料金のかかるものは
ありませんでした。金額はどれも税サ込みの値段です。
店の雰囲気と事前に調べた範囲で前菜とメインが一つだけでは足りなさそうだっ
たので、6500円でメインを両方食べられるコースを選びました。
 鯖のカルパッチョ
  アミューズ。茗荷を刻んだものやかつお出汁のゼリーなどが添えてあって、
  和風を意識してるのは間違いないかと。
  少し鯖の〆具合がゆるいかなー。苦手な人にはつらいかも、って程度に光
  物っぽさが残ってたように感じました。
 ホタテとエビイモのフリット、フレッシュ野菜と共に
  トマトクリュスタッセを添えて

  ガラス製のお皿にカニの身をほぐして和えたトマトのソースを敷き、パー
  トフィロをまとったピンポン玉をふたまわりほど小さくしたくらいの大き
  さのフリットがちょこんと。とても可愛らしい。
  味はとても上品で優しく、やわらかい。でも食感は柔らか過ぎず丁度いい。
  ただ、ホタテもカニも香りが弱いかな。どちらも立てると衝突するかもだ
  けど、主張として引っ込みすぎな気もします。
 真鯛のポワレ、旬の魚介と丸麦の“リゾット”仕立て
  大降りの切り身はなかなか立派なポーション。泡立てたブールブランのソー
  スがかかってます。
  普段、魚はナイフでなくスプーンだけで食べることが多いし、それで間に
  合ってるんですが、これはナイフが欲しくなるくらいに弾力がありました。
  火入れもしっかり目でしたが、ばさつくこともなくいい具合。ソースは泡
  立ててるせいもあって軽め。身の具合を考えると、もうちょっとしっかり
  目でもいいのかなぁ。まあ、でも、店の名前の通りヌーヴェルなので、こ
  んな感じが似合う気も。
 ドンブ産ウズラのポアレ、小さな半熟揚げ卵 トリュフの香り
  名刺を少し歪ませたような薄い平行四辺形のパンデピスを胸肉に被せて、
  その間にトリュフを挟んだものをポアレ。サクリとしたパンデピスの食感
  と胸肉のしっとりした仕上がり、これはさすがにプロの火入れです。トリュ
  フの香りも量の割りにしっかりしてました。
  脚から腿の部分はミンチにして“丸”にしたものを。実際はそこまで身が
  つんでませんが。足先の部分が刺さってますが、食べるところは残ってま
  せん。骨周りの肉をしゃぶるのが好きな人間にとってはちょっと残念。
  ポーションは半身分なのでちょっと少な目。
 ホワイトチョコのムース
  ドーム状のムースに、筒にした白い焼き菓子(?)が乗ってます。ムース
  の硬さはふんわりでも、べっとりでもなく頃合。
  何か柑橘系の香りがしてました。おかげでホワイトチョコだけどしんどく
  ならずに食べきれた。ただ、色合いが完全に白基調で華やかさにはかける
  かな?

味もデコレーションも現代的で、全体に繊細で上品。でしゃばってくることのな
い料理でした。良くも悪くも、尖ったところがありません。そういう意味では物
足りないと言われかねないのかもしれません。けど、この店の、というかこの店
のグループの指向というのを考えると、そういうあり方を良しとしてはいるんだ
ろうなと思いますし、そういうのもありだとは思います。
むしろ、そんなこと以上に気になるのは、申し訳ないけどコストパフォーマンス
の方。ロケーションとかを考えても、正直、6500円というのはコスパに優れてる
とは言えない気がします。本当は店を比べるのは嫌いなんだけど、系列店と比較
してもイマイチだと思います・・・。

サービスはさすがにオーグードジュールの系列だけあって、不満を抱くようなと
ころはありません。それほど大箱でもないのに3人が専従しているのもあって、
皿の上げ下げ、空いたグラスへのケアなど、まったく隙のないものでした。
サーブのペースはゆっくり目。滞るとかでなく、ゆっくり目。個人的には早い方
が嫌いなので、丁度いいくらい。駅が近いので時間を気にする人もいるだろうか
ら、そういう人にはどうなんだろう。でも、多分、そういうのにもちゃんと対応
してくれそうな気はします。そういう安定感を感じさせてくれるのも、このグルー
プが培ってきた信用かもしれません。

これでオーグードジュールの系列店は全店を制覇。それぞれに個性があって、で
も共通点も感じられて。一人で行ってもくつろげる、居心地の良さはどこにいっ
ても変わりませんね。
で、どの店が好きかって?そういう野暮には答えません。
22:24 | 飲食(フレンチ) | comments (0) | trackbacks (0) | page top↑
R: ドナルド・A・ノーマン著「誰のためのデザイン」 | top | etc: 当たった

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