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E: ロドラント(銀座)

少しばかり前のことになりますが、銀座のフレンチ『ロドラント(l'odorante)』
へ行きました。店がオープンしたのは今年の夏ごろだそうなので、まだ、新しい
お店です。

複数の店舗が入るそれほど大きくもない複合ビルの地下一階、というロケーショ
ンは銀座に店を持ちたいなら仕方のないところなんだろうな。銀座に店を持ちた
い、というのが仕方ないかどうかは別の話ですが。
と書くと批判的みたいだけど、そんなことはなく。こういう場所に店を構えてみ
たい、というのはそれはそれで飲食業に携わる人間の一つの志のありようだとは
思いますので。

奥まっていてわかりにくい階段を降りると、ライトに照らされた店のロゴがあり、
その脇にエントランスがあります。
店の中は地下一階ゆえの手狭さからくる閉塞感を感じてしまうのは否定できず。
ですが、壁に飾られた絵や調度品、色使いの楽しいソファーなど、そこかしこに
小物を使いつつもシックにまとめられていて、印象は悪くありません。むやみに
先鋭的な印象がないのは個人的には助かります。

ランチのコースは三種類。
下は4000円ほどからありますが、こちらは前菜+メインで魚が固定。上は9000円
ほどでおまかせ。肉は食べたいし、1万円近いのは懐に痛い。というわけで、
6500円のコースです。内容は選択できないので、出るものがわかってるというだ
けど、基本お任せと変わらんのだな。よく考えたら。
 にんじんのムース オレンジのジュレとスマック
  ムースはクリーミー。それだけだとやや過ぎるか、というのをオレンジの
  酸味とスマックのアクセント。品があって、遊びもある。アミューズとし
  ては好適でした。
 ボタンえびのマリネ 白トリュフで香りをつけた蜂蜜のソース
  ガラス製のお皿の効果もあってか、その透明感のある美しさに思わず頬が
  緩んでしまう。
  えびの甘みと香り、そしてねっとりとした味わいは質の良さを感じさせて
  くれるし、素揚げにされた脚との食感、味の対比は実に楽しい。ただ、惜
  しむらくは少し、塩がゆるい気が。えびの甘みにソースの甘みが重なるの
  で、ピシリと締めてくれると嬉しかったかも。
  えびは大降りで、しかもそれが3尾も入っているのでポーションも十分で
  した。
 赤エイの白菜包み ブールブラン
  これもまた見た目が綺麗。というか、俵型のお結びのようなキャベツの包
  みは、まあ、時折見るんだけど、ソースのてかり具合がとても良いのか、
  食欲をそそるのです。エイひれを(これも素揚げだったかな?)を添えて
  るのもわかってるなぁ。エイの魅力ですからね。残念ながら、ポーション
  は少なめ。
  前菜で塩が緩めに感じたのに対して、こちらはばっちり。ソースもしっか
  りしているので食べた気になれる一皿です。エイの癖などはまったく感じ
  られませんでした。
 バルバリー産鴨肉のロースト 赤ワインのソース
  メニューには猪とあったんだけど、切れてしまったとのことで残念ながら
  鴨に。
  さらに残念なことにアミューズからどれも良い感じの料理が続いたのに、
  このお皿はあまりに真っ当に過ぎる鴨のロースト。まずい、悪いというの
  でなく、楽しみ、華やぎの点で負けてしまってる。つくづく残念。
  焼き具合、ソースの濃さなど、料理としての完成度は高いです。
 りんごのタルト
  えーと、すみません。こちらは詳しくは忘れてしまいました。食べに行っ
  てから数日中に書いておくようにしているメモにも書いてない。
  温かい状態でサーブされて、薄くてクリスプ、甘みが抑え目だったように
  思うのですが・・・。
  この後、小菓子も出てました。

とりあえず、肉のメインで画竜点睛を欠いたなあ。他の皿、というか出てきた鴨
の皿も、出来自体は悪くないので、本当に残念。
それに目を瞑ると、料理の基本的な方向性としては、前衛的になりすぎることな
く、シェフの個性も入れていて、さらに見た目がどれもとても綺麗。悪くないと
思います。
ただ、正直、コストパフォーマンスはあまり良くないかな。支払額を考えた時に、
それに見合うだけの充足感が得られているかは微妙です。前菜を除いて、ポーショ
ンが少なめだったせいは間違いなくあると思います。

サービスは若い男性が一人です。当日、空いていたせいもあって、それなりにか
まってくれました。銀座の店、というだけで僕のような人間からは感じてしまう
敷居の高さを感じさせないでいてくれるのは助かります。料理のサーブなどにつ
いても、特に引っかかることはなく過ごせました。
あと、ご案内などを送りたいので、ということだったので住所を残しえて帰った
ら、後日、お礼の手紙が届いてました。しかも直筆。これは滅多にないサービス
だったので驚くとともに、嬉しかったです。

上で銀座に店を構えたいというのも志の一つ、と書いておいてなんだけど、銀座
じゃないとダメかなぁ、とか。
もう一回、ここのシェフが作る料理を食べてみたいな、と思ったのも間違いのな
いところ。とすると、もう少し、コストパフォーマンスが上がってほしい、とい
うかぶっちゃけ支払額が下がってほしいわけで。そういうコストの削減がはかれ
るような場所で、腕を振るってくれると、こちらも気軽に行けて助かるし、嬉し
いんだけどなぁ。
まあ、シェフが前に勤めていた店も銀座だったというし、この場所には拘りがあ
るんでしょう。では、その拘りをさらに発揮して、どんどん良い店にしていって
欲しいです。
00:09 | 飲食(フレンチ) | comments (0) | trackbacks (0) | page top↑
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