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E: オルフェ(三宮・元町)

タベルナ・デッレ・トレ・ルマーケ」に続く、関西編、第二段。にして、多分、
最後。他の店は書かないと思うので。
というわけで、先日の関西帰省で行った店の一つ、神戸の『オルフェ(Orfeu)』
です。

店があるのは居留地で、ルミナリエが開催されている通りに面した複合ビルの10
階。1階にはメニューが出ているものの、そこからは店の雰囲気は伺えません。
多少の逡巡はあるもののエレベータで10階へ。
そして、エレベータを降りるとウェイティング。ダークブラウンのウッドとブラッ
クを基調にまとめたシックな空間に、ゆったりとしたソファ、そして一点だけ鮮
やかな白いチェア。これは小さな店ではなかなか真似のできないところ。神戸で
は珍しいかと。
ダイニングもゆったりと。こちらはエントランス付近ほど重厚さはなく、もう少
し、肩の力を抜いてオッケー(多分)。天井も高めで気分が良い。テーブルは当
然のようにクロスの二枚がけに、椅子は黒いレザー張り。フリで急に訪れたけど、
窓際の席に案内してもらえました。

10階にあるだけに窓は大きくとってあって、そこからは頭の街並みが一望でき
る・・・のはできるけど、正直、景色はそれほどでもないかも。同じかそれ以上
の高さのビルが周囲には多いので。
確かこの店はもう、10年とかそれくらいになるんじゃないかしら。その間、この
周囲も大きく変わったんじゃなかろうか。オープン当初、あの窓からはもっと、
良い景色が見えていたんじゃないのかなぁ、なんてことを思います。ずっと、風
景を写真に撮り貯めてたりしたら面白いだろうなぁ。と、閑話休題。

さて、メニュー選び。ランチのコースは三種類で2800円からと店の設えからする
と、結構、リーズナブル。それで前菜とメインが2、3種類から選べます。その上
は前菜が2つ(固定)でメインのみ選べる4500円、さらにおまかせで7000円となっ
てます。
前夜はイタリアンで鱧、その二日前にも和食で鱧、そしてここのメニューにも
4500円コースの前菜には鱧。となると、それを選んでみたくなるのが人情という
ものです。
 赤ピーマンのクーリ トマトのソース
  アミューズとしては定番。けど、バランスがあんまり良くなかったかな。
  ピーマンよりもトマトの酸味が先に来て、さらに人によっては塩も少し効
  き過ぎとなりそう。ソースも少し、水っぽさが気になるかも。
  ちょっと、幸先が不安になるアミューズでした。
 淡路産鱧の炙りと夏野菜のコンソメマリネ 完熟トマトのグラニテと
  表面を軽く炙っただけの半生状態。それを許すだけの新鮮さ。
  となると、食感は弾力に富むし、旨味は炙った香ばしさに負けない。これ
  は本当に質が良い。フレンチで食べた鱧でここまで鱧そのものの質の良さ
  を感じたのは初めて。
  和食だと湯通しした鱧を氷の上に置いたりしてるけど、それをイメージし
  たのか、この皿も氷=トマトのグラニテと一緒に。フレンチらしい演出。
  量は少なく、鱧を水っぽくしたりはしませんでした。
  いやー、これは良かった。アミューズで抱いた不安を払拭してくれる一皿
  でした。
 炭火で焼いた鮎の焼きリゾット 香草サラダをのせて
 蓼とトリュフのソース

  鮎はそれほど大きなものではなかったけど、漂ってくる香りは間違いなく、
  鮎のそれ。だとすると、それを生かしたいのだけど、リゾットでは難しい
  ような・・・。
  というわけで、こちらはまあ、普通かな。リゾットと鮎の組み合わせに、
  それほどの妙がないのかも。
 フランス ラカン村産仔鳩のロースト アバのペーストと一緒に
  腿肉と胸肉を半身分。でも、少ない感じはしない。ソースは少なめでアバ
  (内臓)のペーストで食べる一皿の模様。
  身はとても繊細。臭みもなく、鳩らしい鉄分もそれほど感じさせない。火
  入れは巧く、その身の繊細さを損なわないよう、柔らかく仕上げられてる。
  ペーストもめちゃめちゃに濃いものではない。けど、身にあわせるなら、
  これくらいが良いように思います。これ以上だと、バランス崩れる。
 ハイビスカスのスープ仕立て パイナップルのコンポートとソルベ添え
 ヨーグルトソース

  華やか。とても、華やか。
  まず、名前。これは見ての通り。
  そして、香り。これはハイビスカス。でも、きつ過ぎない。
  さらに見た目。赤いスープにヨーグルトの白いソース。そして、パイナッ
  プルの黄色。南の雰囲気がたっぷり。

テーブルにはあらかじめアンチョビをつかったパリパリの、薄いピザかパンのよ
うなものがセッティング。これが地味に美味しくて、お代わりがほしかったくら
い。あと、ドリンクの時にはプティフールもつきます。
白状すると料理にはそれほど期待してませんでした。ロケーションなどを考える
と、ハコの良さとサービスの丁重さがまずあって、料理は無難でそれほど面白く
ないんじゃないか、と。
まあ、確かにある意味では想像の通りで、一部のマニアに喜ばれるような方向に
ベクトルは向いてないとは思います。素材の良さも素直に生かそうとしつつ、で
も、そういう中でフレンチらしさも出そうとしている。個人的には充分以上に楽
しめました。

サービスは心地良く。人数が充分にいるので目が届かないといったことはありま
せん。数がいると当然、サービスによって技量の差は出てくるわけですが、それ
ぞれに頑張ってるんじゃないでしょうか。まあ、僕のテーブルに主についてくれ
たのが若い人だったので、その頑張りが伝わりやすかったのかもしれませんが。

神戸空港から関東に戻る飛行機を待つ時間、他に何軒かアタックしたところ、駄
目だったので訪れた店。それゆえか、上にも書いたようにそれほどの期待をせず
入ったお店です。
でも、料理は期待を良い方に裏切る美味しさだったし、サービスは期待の通りと、
謝らないといけないくらい。次はきちんと期待して行きたいと思います。
22:37 | 飲食(フレンチ) | comments (0) | trackbacks (0) | page top↑
R: 『宇宙旅行はエレベーターで』 | top | E: タベルナ・デッレ・トレ・ルマーケ(南森町)

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