FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--:-- | スポンサー広告 | comment (-) | trackback (-) | page top↑

E: モナリザ(恵比寿)

だいぶ前になるけれど、恵比寿のフレンチ『モナリザ(Monnalisa)』までラン
チを頂きに。
ミシュランで星を獲ったのは丸ビルの支店の方らしいけど、商業ビルの中の店よ
りは、と思って恵比寿にある本店を選択です。

といっても、こちらの店の近辺もそれほど雰囲気のあるロケーションとは言い難
い。恵比寿の駅からはほど近く、アクセスは便利なのですが、呑み屋の類も周囲
には多い。ちょっと猥雑な雰囲気も。
店自体はちょっと奥まったところにあって、賑わいからは少し距離があります。
もっと豪奢さを感じさせるような、さもしたら周りからは浮いているような店構
えなのかと思っていたら、案外、そんなこともなく。思っていたよりもひっそり
と馴染んでいます。

その外面から比べると、内装はだいぶ華やかに。華美に過ぎることはなく、どち
らかというと、やや軽め。重厚感や威圧感はありません。半ば地下にあって、天
井が低いせいかもしれません。フロアの街路に近く陽光の差し込んでくるあたり
はテラス風にまとめてあって、そのあたりの方が気分が良いかも。
フロアはちょっとテーブルを詰め込みすぎてる気が。もうちょっと、席の間に余
裕があるといいな、と思います。クロスは当然のように二枚がけで、各テーブル
には小さな花が飾ってあるのは、このクラスの店としては当然でしょう。

週末のランチコースは三種類。一番安い5000円ほどのコースでも前菜x2にメイン
の3皿構成。上は1万円で4皿になる模様。
それぞれ、メインには選択肢がありますが、選択肢の数は少なく、コースで固定。
どうしても、「これは食べたいけど、こちらは・・・」的で、一長一短になる。
プラス料金などはあっても、コースの間でフレキシブルにしてくれると喜ばしい
けど、そういうわけにもいかないか。結局、中庸の6875円のコースを選択。

その前にシャンパン。ヘドシックだったかな。最近では定番もの?温度が上がっ
た時にちょっと雑みが出るような気がするけど、シャンパンはキンキンに冷えて
るうちに飲むことにしてるし:-)
それよりも嬉しかったのは一緒に出てきた山形県産というサクランボ。ぷっくり
としていて、とてもキュート。甘みも申し分なし。「そのままでも、シャンパン
に入れても」とのことだったけど、質が良いのでそのままで。
 ポワロ葱のコンソメジュレ
  酸味は強め。ジュレの味も弱くない。葱はもうちょっとしゃっきりとした
  食感がほしいけど、苦味のようなものは感じられる。
  どうしても葱が持ってるあくのようなものにジュレでは抗し難いのか?葱
  を立てるのか、全体をまとめるのか、といったあたりで結果、ややばらば
  らの印象。
 タルタル 帆立,イサキ,サーモン,茄子
  来店前にこの店に持っていたイメージに近い一品。とてもかわいらしいルッ
  クス。
  でも、食べてみると創作性を感じさせる見た目に比して、オーソドックス
  なタルタル。素材の主張よりソースの主張が大きいかも。とすると、素材
  的に抜群のものを使ってないのかな、と。ここらはランチの素材の限界か
  も、という気がしました。
 鮎のリゾット サマートリュフ 蓼のソース
  「うるか(内臓)はどうしてるの?」と尋ねたら、処理して処分している
  とのこと。鮎の魅力なんだけどなー。
  そんなわけで鮎らしい野趣に富む香りは抑え気味だけど、魚のお皿として
  はこうなるかな。まあ、鮎の香りがないわけではないし、穏やかにまとまっ
  てるかと。内臓まで使うと食べる人を選んでしまうだろうし。
  夏のもの、ということと、幼い頃の郷愁で鮎がメニューに載っているとつ
  い興味をそそられてしまうけど、フレンチではなかなか難しい素材なのか
  な、という気は毎回してしまいます。
 手長海老をつめたホロホロ鶏 赤ピーマンのソース
  火入れの具合は抜群。均一で、かつ、硬くもならず、ジューシーさを失わ
  ず。鶏にこれだけうまく火を入れられるのはさすが。
  ソースも美味しい。間違いなくバターの味をベースにしてるけど、くどく
  ならず、そこにピーマンの少しひなびたような香りがしていて、淡白な鶏
  肉のソースとして十分な主張をしてる。
 マンゴーのスープ仕立て
  良い意味で想像通り。ねっとりと粘度の高いスープ状にしたマンゴーを想
  像してもらえば、その通りかと。
  マンゴー好きだというのを割り引いても、とても美味しい。
 カシスのムース,ピンクグレープフルーツのシャーベット,
  黒胡椒のアイス,クリームブリュレ,バナナのタルト

  デザートは盛り合わせで。すみません、これはあまりよく憶えてません。

選んだコースが中庸なら、出てきたコースも中庸だった、という感じかなぁ。ば
らつきのない安定感のあるコース。悪くはないけど、ウキウキとか、ドキドキと
か、心象を表す擬音語が思わず出てしまうような何か、スペシャルなものには欠
けてる。
一つ一つの料理はそれなりに手をかけたもので、また、現代的な軽い方向へのア
レンジも見られるので、十年一日の如く、同じものだけを作り続けてる、という
ことではないと思うし、結局、あの料理は、この店のコンセプトにあったものと
いうことなんじゃないかしら。それは多分、良いとか悪いとかってことじゃない
んだとも思います。
あ、そうそう、残念だったのはパンにはバターでなく、オリーブオイルだったこ
と。昨今の値上がりの影響もあるかとは思うけど、この店では、やっぱりバター
でしょ、と。

サービスは、まずスタッフの数が多いので十分に目は行き届いてます。皿の上げ
下げ、ドリンクのオーダーなどはスムーズでした。
全体に若い人が多いので、客の方にもう一歩、踏み込んでくるには経験が不足し
てるかな。でも、若いながらに一人客の僕にできるだけ話しかけてくれようとし
ていたみたいなので、意欲は十分にあるかと思います。おかげで気持ちよく食事
はできました。

繰り返しになるけど、破綻のない折り目の正しいフレンチ、といった感じ。フレ
ンチに行き慣れておらず、ちゃんとしたサービスで、でも、そんなに畏まるのも
困ってしまう、という人と一緒に行くような場面には良いんじゃないかと。
そういう店なんだろうなー、と思って行ったら、やっぱり、実際にその通りでし
た。こういう店が必要なシチュエーションというのはあるんだろうな、と思いま
す。
22:10 | 飲食(フレンチ) | comments (0) | trackbacks (0) | page top↑
E: ル・ブイヨン(奥沢) | top | R: 森博嗣著「スカイ・クロラ」

コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://dk01.blog29.fc2.com/tb.php/636-419bb5eb
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。