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E: ル・ボヌール(原宿・代々木八幡)

少しばかり前のこと、といっても、ホワイトアスパラを食べているので、その程
度に前ということではありますが、「ル・ボヌール(Le Boheur)」のランチへ
行きました。
原宿の駅からすると代々木公園を挟んだ向こう側、ということになります。公園
が大きいだけに、結構、遠い。歩くのをそれほど苦にしない人には充分徒歩圏内
ですが、駄目な人は代々木八幡とかのが近いかと。
周囲はどちらかというと住宅地のようで、かなり、静かな場所にあります。原宿
に近い位置で騒がしいより、ずっと良いんじゃないかと思います。まあ、近づい
たら公園の中になってしまいかねませんが。

さて、それはさておき。
店はそれほど大きくないマンションの一階にあって、このクラスの店には珍しい
二重ドア。しかも一つ目はガラス張りの自動ドア。表からは中の様子はほとんど
伺えない。周囲に溶け込んだというか、ある種、そっけないような外観で、四葉
のクローバー(?)をロゴにした看板とメニューがないと、入るのに躊躇してし
まいそう。というか、事前に知識がなかったら、そこに店があることさえ分から
ないかも。
ともあれ、いざ、二つ目の木製ドアを開けると、入った右手側すぐのところにカ
ウンター、左手奥の方向にフロア。カウンターの正面はグラスの並ぶバックバー、
ありがちなオープンキッチンではありません。特に趣向を凝らしている箇所は見
当たりませんが、シンプルで軽めにまとめられてます。
その日はお客さんが少ないようでフロアの席でも良かったみたいですが、なんと
なくカウンターへ。そのあたりは店でおそらく唯一、外からの明かりが入る場所
で、(確か)天気の良い日の昼間だったので、その明るいカウンターの方が気持
ち良さそうだったので。

ランチのメニューは下が2300円でドゥ・プラ(2皿)とデザートのコースから、
上は5800円のお任せまで3種類。僕は凡人らしく中庸で真ん中のコースを選択。
3800円で前菜2皿(一皿がプリフィクス、もう一皿がシェフのお任せ)と、これ
またプリフィクスのメイン、デザートとなります。前菜、主菜は5,6種類から選
べます。
良かったのはメニューの説明の際、シェフが出てきて自分で説明をしてくれたこ
と。多分、説明の内容がそうそう変わることもないんだろうけど、作る人が説明
してくれると、どことなく安心感があります。結果、選んだのは以下の通りです。
 ホワイトアスパラのババロア スモークサーモン
  サーモンは美味しい。新鮮だし、サーモンの匂いはあっても臭みはない。
  塩加減も上々。
  ババロアはキメが細かくてしっかりと積んだもの。丁寧に作ってそう。で
  も、味はアスパラの印象が弱い。もうちょっとアスパラに独特の苦味と甘
  み、ひなびたような香りが欲しいとこです。ちょっと上品に仕上がり過ぎ
  てる気がします。
  加工前のアスパラも散らしてあって、こちらはシャキリとした食感を残し
  てる。ババロアとの対比かな?でも、やっぱり、こちらも線は細いです。
 マテ貝とタケノコ バジルとサフラン(?)のソース
  こちらがシェフのお任せの一皿。
  目新しさはないかもしれないけど、旨味、香りともに強い素材を組みあわ
  せて、しっかりとした旨さが出てる。安心感のある美味しさです。
 シャラン産のカモ 二種類の調理で
  ローストした胸肉とコンフィにした腿肉。つけあわせはビーツやソテーし
  たジャガイモなど。600円の加算料金が要ります。
  まずは胸肉から。淡いピンクの切り口からするに、火入れはしっかりめ。
  だけど、肉質か火入れの加減か、ふんわりとしたような感触が出てて、こ
  れはこれで面白い。一方,腿肉は皮はパリッ、肉はホロリ。やっぱり火は
  よく通ってるけど、肉の繊維に沿って崩れるこの感触はこうしないと出な
  い、かな?どちらの部位にしても荒々しさを感じさせない、とても優しい
  鴨でした。
  それにあわせてか、味付けもシンプルでソースの類で食べるのでなくギリ
  ギリの塩加減で頂く感じ。どっしりとしたフレンチを食べたい時にはちょっ
  と頼りないだろうな、というところ。
 デコポンのシブースト
  上にカラメル、下にそのままのデコポン、そして間にシブースト。
  ちょっと、シブーストが優しすぎ?下にそのままのものがあるだけに、シ
  ブースト、それだけでデコポンのイメージが持てるくらいの強さになると
  良いんじゃないかな。
  もっとも、まだ、スタンダードというほどにシブーストのイメージは固まっ
  てないんで、これ以上、味を変えるとシブーストにならないのかも。

どの料理も丁寧な仕事をしてるように思います。アスパラのババロアのように、
それがプラスのみに作用していないように感じさせるものもあるのですが、雑な
ものよりは好感が持てますし。雑が味になる店もありますが、こちらの店はその
方向性ではない。すなわち、この店はレストランであって、ビストロやその類の
店ではないな、と。
料理は良いです。一つ一つを見てみると、それほどインパクトはないかもしれな
いけど、トータルではそこそこ満足できるタイプ。一皿ごとの仕事が丁寧なのは
上に書いた通りです。価格的にも、少なくともランチであれば納得のコストパ
フォーマンスです。

さて、ビストロでなくレストランを目指すのであれば、あとは、やはりホスピタ
リティ。
サービスはメニューの説明にシェフが出てきてくれるのを除くと、若い男性が一
人でやってます。カウンターに座っていると、それなりにかまってくれるのです
が、食べている最中に料理の評価を求められるのはちょっと・・・。最後に訪ね
られるのは(多少は)良いんですが、途中だとなんとも応えにくいです。
このあたりは若さということなのかな?んー、カウンターに座ってだんまりとい
うのもつらい時もあるので、話しかけてくれる心遣いは嬉しいんですが、タイミ
ングと内容は考えて欲しいかも。

店を出る時にはシェフの見送り。こちらの姿が見えなくなるまで、歩く方向によっ
ては、それなりに距離があるんですが、最後までずっと見送ってくれてました。
多分、人手の余裕があるわけではないと思うんです。なので、厨房の中も気になっ
てるはず。
そのあたりの余裕、スタッフの数や質に余裕出て、厨房を安心して空けて見送れ
るようになったら、その時には相当に良いレストランになってるんじゃないかな、
なんてことを思います。
22:56 | 飲食(フレンチ) | comments (0) | trackbacks (0) | page top↑
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