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E: タテルヨシノ(御成門)

先日、『タテルヨシノ』のランチへ行きました。

最寄駅は御成門、東京タワーのすぐそば。他に何があるでもない、という場所で
す。それはまあ、よろしい。駅が近いので、どこにでもアクセスできるし、そも
そも、このクラスのレストランであれば、レストラン自体が目的にできるくらい
のものであって欲しいし。
けど、入っているホテルは何と表現して良いものやら。有り体に言って、ちょっ
と小綺麗なビジネスホテル、というところ。うーむ。そういえば、和歌山のヨシ
ノも市の施設に入ってたなぁ。そういうところ(?)が好きなのかしら。レスト
ランの中とのギャップを演出してたりして。

けど、その中も少々、無理があるような、ないような。
テラス席というのがあって、そこはホテルのロビーだった場所を苦心してレスト
ランにした、という印象。ロビーにありがちな噴水などの装飾のまわりに後から
敷居を建てて、席を無理から作ったという感が拭えないのです。まあ、今回はダ
イニングの方へと案内されたので良かったけれど、テラスの方だとちょっと落ち
着かなかったかも。
そのテラスを通って入るメインのダイニングの方はさすがにだいぶまともです。
案内された席からは分からなかったのですが、奥には個室になっている場所のあ
る模様。内装は、明るい茶色の木の壁とライトブルーのガラスの敷居ですっきり
とまとまってるし、ラウンドのテーブルは比較的ゆったりと配置されてます。
なんにせよ、好みにもよるだろうけど、ダイニングかテラスか、席がどちらにな
るかは予約の際にきちんと確認する必要があるかと。まあ、入ってしまえばそれ
ほど気にはならなくなりますが、入店時に拍子抜けする人がいるかも、というの
は勿体ない気がしなくもありません。

とまあ、なんとなくビミョーなロケーションではありますが、ともあれ席へと案
内されメニュー選びとなりました。
お昼のコースは三種類。前菜+魚or肉が3675円、魚と肉が両方だと5250円、それ
とは別に野菜のコースが6800円くらいです。前の2つのコースはそれぞれ、4種
類程度から選べるプリフィクス。このクラスの店としては魚、肉の両方が出て
5000円、しかもチョイスできるというのは安く感じます。
 アミューズ1:グージェール
  外はシュー生地っぽくふんわり、中はトロリとしたチーズの味。普通に美
  味しいと思えるグージェール。結構、好き。
  グージェールが出る所は少なからずあるけど、外がカリカリ過ぎてパイ生
  地みたいだったり、チーズの風味に欠けてたりして、案外、ふんわり、と
  ろりのこういうのはお目にかからないんだよなー。
 アミューズ2:メロンと生ハムのジュレ
  「メロン」と「生ハムのジュレ」です。「メロン」と「生ハム」にジュレ
  がかかっているのではありません。
  ジュレだけを口にすると、結構、塩っ気が強いです。メロンと合わせてバ
  ランスが取れるのでしょう。ただ、あまりメロンが得意でないのと、噛み
  応えがないのとで全体としては個人的には捉え所のない感じでした。まあ、
  メロンが基本的にダメなんで……。
 前菜:喜界島仔ヤギのカルパッチョ
  ルッコラに隠れるようにして、円形に薄く敷きつめられたヤギの肉。その
  ピンクの色合いがなんとも怪しげ。艶かしさでは、これまで食べた肉の中
  でトップクラス。
  口にすると、最初は臭み消しのためのガーリック、あるいは一緒に食べる
  ルッコラの苦味。そのおかげか覚悟していたほど臭みは感じない。ある部
  分では、ちょっと寂しい。けど、ゆっくりと噛みしめていると、ルッコラ
  やガーリックの背後からじんわりと滲み出てくる旨味とかすかな獣の臭気。
  特に皮とその下の脂のコリコリとした部分は噛めば噛むほど味が出てくる。
  隠しきれない野生味。
  ウェブページなどのメニューを見て、ぜひ、食べてみたかった一皿。ヤギ、
  初体験。絶賛、という類のものではないけれど、食べれて満足です。
     yoshino01.jpg
 魚:サーモンのスモーク
  表面だけ軽くスモークされたサーモンは極めてレア。というか、ほとんど
  生。そして、とても綺麗なピンク色。まさにサーモンピンク。
  身は脂がのっていてトロリ。口の中でとけるようにして、ほぐれていく柔
  らかい食感は普段食べている“塩ジャケ”とはまったくの別物。どちらの
  方が美味しい、というのではなく、どちらも美味しい。まあ、食べるシチュ
  エーションが違うので、比べる類のものではないけれど。火を通したもの
  より立ち上がりは遅いけど、サーモンの香りもたっぷりです。
  ところで、鮭の一番美味しい部分、皮はどこにやったんだ?絶対に厨房で
  食べているに違いない:-)
 肉:仔羊のロースト
  焼き加減を尋ねてくれたのでレアでお願い。ロゼ色の肉にグリーンのバジ
  ルが映えてます。わざわざ尋ねるくらいだから当たり前ながら、オーダー
  通りの焼き加減です。
  そして、レアではあるけど、ちゃんと火が通っているので脂が蝋みたいに
  なっておらず、旨味、甘味と一緒に溶け出してくれるのは嬉しい限り。固
  まりでゆっくり火を通してるのかな?羊に独特の香りとミルキーな味わい
  をしっかりと楽しめました。
 デザート:ミロワール・オ・ショコラ
  光沢のある表面が美しい、その名が示す通りミロワール。
  なんと言ってもチョコレート。それだけだと飽きがくるところを、ザック
  リとした土台の部分と加えられたスパイスを、食感と香りのアクセントに
  して、飽かずに食べられるようにしてあります。

全体的に、ソースに物を言わせる類の調理ではなく穏やかにまとまった印象です。
現代的なフレンチ、ということでしょうか。ランチだったら良いけど、ディナー
にはもう少しパンチが欲しくなるかも。
ポーションは控えめ。僕でもパンを4つ頂いたくらいなので、大食漢な方にはち
と、物足りないかもしれません。感覚としては、前菜2皿にメインを頂いたくら
いかな。まあ、ヤギのカルパッチョが特にポーションの少ないものの一つだ、と
いうのもあるとは思いますが。

とりあえず、ランチだというのもあって、圧倒するような料理は見られませんで
したが、これで5000円というのはコストパフォーマンスを考えるとなかなかのも
のじゃないかと。お茶の時にはプティフールも出ますし。
ただし、ワインが紛う事なきレストラン価格。シャンパンも含めて3杯も飲むと、
コースと同じくらいの価格になってしまいます。ワインを飲まずにコースを食べ
る、というのは僕としては考えられないので、トータルではコスパも普通。サー
ビス料も10%ですし。正直、ワインがもう少し安ければ使いやすいのに、と思い
ます。

サービスは人数がいますので、目配りはしっかりとしてくれますが、ホテルのダ
イニングでこのクラスの店ということになると、さすがに初回の客に慣れなれし
くしてくるようなことはありません。適度な距離を保ったもの。
料理はテンポ良く出てきますが、個人的にはもう少しサーブがゆっくりでも良い
かなぁ、というあたり。食べることだけ考えるとテンポは大事だけど、ゆっくり
と寛いで食事ができるのはレストランの魅力ですし。

次はできれば、吉野シェフが店にいる時に行ってみたいかなぁ。どのあたりが変
わって、どのあたりが変わらないのか?そのあたりを見てみたい、という感じで
す。
   yoshino02.jpg

22:51 | 飲食(フレンチ) | comments (0) | trackbacks (1) | page top↑
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2007/12/19 (Wed) 15:36 | ?????罸by Goodor Bad
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