etc: テイクアウト二品

今年、最初のジビエは雷鳥、すなわちサンダーバード1号。この先何号まで食べ
るんだろう・・・(サンダーバードではないと思うけど)。

さて、その話はいずれ書くとして、その日は二品ほどお持ち帰りで。
まず、恵比寿ガーデンプレースの『ラ・ブティック・ドゥ・ジョエル・ロブショ
ン』の“フィグ・オランジュ”と、ドライトマトのもの(名前失念)。
   
フィグ・オランジュは良いお値段するだけあってドライフルーツがたっぷり。断
面を見るとパン生地よりもフルーツの方が多いくらい。ねっとりとした食感は、
見た目通りの美味。
でも、気に入ったのはトマトの方。ドライトマトの風味と酸味に、トマトに由来
するとは思えないピリリとした辛味もあって、とても良い感じ。でも、フィグと
は違って、基本はきちんとパンを食べる類のもの。そこがいい。


もうひとつのお持ち帰りは『トシ・ヨロイヅカ』の洋ナシを使ったケーキとシュー
クリーム(名前、適当です)。
   
洋ナシの方はそれほどインパクトもなく。そもそもナシの水気が強いから、とい
うだけでなく、全般に焦点が合ってないというか。クリーム、コンポートした(?
)ナシ、スポンジと幾層にもなってるけど、カップの口が狭い割りに深いので全
部を一緒に食べれない、というのもあるかも。
作り置きせず、オーダー後、クリームを入れて仕上げてくれるシュークリームの
方はなかなか。皮がおいしい。ざっくりとした食感と、薄くカラメリゼ(?)し
てある甘みのバランスが良く出来てる。中のクリームはそれほど主張がないけど、
むしろ、それが良い具合になってる。

もっと、華やかで良い意味でも悪い意味でも派手なケーキを想像してたんだけど、
案外、そうでもなかったです。見ただけで「おおぉ」となるようなものはなかっ
たです。食べた範囲でも、不必要に凝ったことはせず、オーソドックスに作って
るのかな、という気が。ちょっと、意外でした。
ミッドタウンの支店の方はかなり混んでると聞いたけど、恵比寿の本店はそれほ
どでもありませんでした。なので、どうしてもという人は、こちらの店に来るの
が良いかと。
22:10 | 飲食(その他) | comments (0) | trackbacks (0) | page top↑

R: アラン・ワイズマン『人類が消えた世界』

突然、この世界から人間がいなくなったらどうなるか。
この非常に刺激的、かつ、魅力的な仮定を出発点に、人類が消滅した後の地球が
どうなるかを追っていった一冊、それがアラン・ワイズマン著『人類が消えた世
界』。
パニック映画的なものを想像していると肩透かしを喰う(もっとも、パニックを
起こすであろう人間がいないんだけど)。科学的な知見と丹念な聞き取り調査、
そしてそれを補うイマジネーションで、人類と環境との関わりを描き出してくれ
る一冊となってます。

例によってAmazonから。
 「いま人類が忽然と姿を消したら、世界各地ではいったい何が起こるのか。住
  人を失ったあなたの家は、その時点から腐りはじめ、100年後には煙突のレ
  ンガなどを除く屋根や壁のほとんどは崩れ落ちるだろう。高層ビルを擁する
  大都市もまた、地下への浸水から崩壊し長くはもたない。人類なきあとには
  どんな動物たちが地上を闊歩するのか。
   ・・・
  最新の科学的知見にもとづき、あらゆる側面から人間の営みを見つめなおし
  て語る壮大な未来予測。」

家屋や街から始まって、過去にこの本が仮定したように消滅してしまった生物た
ち、そしてプラスチックのような工業製品や放射能、さらには宇宙空間を飛び続
ける電波まで。この本で語られている対象はとても広い。
その切り口としてはいろいろと考えることができるだろうけど、その中から作者
が選ぶのは主として“生態系”。人と他の生物との関わりにおいて、人がいなく
なった世界がどうなるかを描くとともに、今、人がどのような位置を占めている
か、また、世界にどのような影響を与えているかも示してる。というか、そちら
を描くのがこの本のメインなんだけど。

生態系としてみてみると人間がいなくなればいなくなったで、また、新たな体系
が作られる。それだけのこと。実際、この本で書かれているように忽然と姿を消
したわけではないにしても、過去に滅んでしまった生物は多くある。
ただ、人が残す影響はこれまでに滅んだ生物たちとは比べ物にならないだろうな、
というのはたやすく想像できる。また、どの程度の影響があるのか、正確にはわ
かっていない部分も多いっぽい。その影響は人間自らの首を絞めるものでもあっ
たりするので、それを悪として切り捨ててしまうことは容易いんだろうけど、本
当にそれで良いのか?そこを考えないとこの本の意義はなくなってくるんじゃな
いか。そんなことを思う。
皮肉なのは、地上で人の影響が最も少ない場所、すなわち人が消滅した後の世界
をシミュレートできている場所の一つが朝鮮半島の38度線の付近だという事実。
争いが自然から人の影響を遠ざけているのだからアンビバレントなアイロニーだ
なぁ、と思う。一方で枯葉剤のようなものも残しているんだけど・・・。

正直に言うと、上で書いたような「肩透かし感」も最初はあったし、科学的な知
見の部分には「?」な箇所もあるようですが、この本で伝えようとしていること、
受け取らなくてはいけないことは、かなり大きなもののよう。
そんなことを思っていて、レイチェル・カーソンの「沈黙の春」を思い出したり
もしました。沈黙の春がすごかったなと思うのは、人間と他の自然界の生物が共
に生存できるサイクルを生み出そうという共生のコンセプトをあの時代に出した
こと。もちろん、今の知見からすると誤りや、農薬の類の否定の度が過ぎる部分
などもありますが、それでもやっぱり、たいしたものだとは思うのです。
さすがに「人類…」に、そこまでの先見性などを感じることはできなかったけど、
相当に共通するものは感じられました。そういうことに関心を持つ人はぜひ、一
読を。損のない本だと思います。
23:31 | 書籍 | comments (1) | trackbacks (0) | page top↑

E: ヴェルヴェンヌ(Verveine,たまプラーザ)

前々から気になって気になってしかったなかった(←大袈裟)“たまプラーザ”
への初訪問。当然のように食べてきたランチは『ヴェルヴェンヌ(Verveine)』
でした。
シェフは銀座の「ロオジエ」でスーシェフをやってたとか。それとはまったく違
う環境だろうけど、そんな中でどんなところにらしさを見出せるのか、そんなこ
とを期待しての訪問となりました。

駅からてくてくと歩いて2,3分、住宅地へと向かうゆったりとしたカーブの中ほ
どに店はあります。
ひさしとトレードマーク(?)のリーフのグリーンが若々しく、まだ、新しい店
には似合ってる。また、このたまプラーザの街にもあってるような。なんとなく
だけど。

店内は入って左半分がオープンなキッチンと、オイルなんかの小物を売ってるス
ペースで、右半分がテーブル席。キッチンに面してカウンター席も。キャパは全
部で20席くらい。満席になると密度の高さは否めないだろうけど、この日のよう
に、空席があったらちょうど良い。
テーブル席の壁側のベンチシートはちょっと、いまいちか。というのも、後ろの
背もたれの部分がそのまま壁なので。やっぱり、背もたれにはクッションが欲し
いです。

ランチは前菜3種類、スープ2種類、メイン3種類(魚1、肉2)から組み合わせる
プリフィクス。1700円だとスープとメイン、2500円で前菜とメイン、3500円で3
皿です。カルトでスープなども付けられるようになってます。
チョイスは以下の通り。
 きのこのスープ
  熱々がマグカップで300円。きのこにありがちなくどい感じではなく、さ
  らりとしたもの。それを上品ととるか、物足りないととるかは人によりそ
  う。個人的にはほんの少しだけきのこっぽさを主張する方に針を振って欲
  しいかな、と。
 渡り蟹のテリーヌ
  ふわりとした優しいテリーヌで、これまた上品に仕上がってる。スープ、
  このテリーヌと続くと、この上品なラインがこの店のシェフの嗜好なんだ
  な、と理解できます。
  ただ、これはスープと違って明らかな不足として、カニの気配がもうちょっ
  と欲しい。やわらかく優しいテリーヌで歯応えや食感としてカニがない以
  上、味と香りではぐっと来るものが欲しい。
  あと、ソースのトマトの酸味と味がかなり強かったので、そちらが勝って
  しまってたっていうのもあります。もうちょっと、ソースは抑えた方が良
  いと思いました。
 ポテ(豚タン、ロースの田舎風煮込み)
  スープの澄み具合、雑味のなさを見れば丁寧に作っているのは一目瞭然と
  いうか、一舌瞭然というか。田舎風という言葉から想像されるような雑さ
  は微塵もありません。
  肉にも肉自体のきちんとした旨味が残ってる。煮崩れたりのだらしなさが
  なく、これも好印象。旨味が抜けちゃってる場合も多いですからね。
  一見素朴で簡単な料理に見えるけど、なるほどプロだなと納得できる一皿
  でした。ポーションもたっぷりで満足でした。
 洋ナシのタルト
  デザートはとりたてて書くようなことはないです。まあ、普通でした。

料理はデザートは除いて、確かにプロのもの。品があって、丁寧で。レストラン
としてなら良いけれど、ビストロとするとインパクトには欠けるところも。シェ
フの出自を考えると、仕方のないところなのかもしれませんが。
次に食べるならローストのような火の入れ方をしたものが食べてみたい。できる
だけ大きな塊で。頂いた料理の丁寧さが火入れにも発揮されるなら、かなり期待
ができるんじゃないかと思うのですが・・・。

押しの弱さはありますが、とても好感の持てる料理でした。次に来るなら夜です
ね。夜はアラカルトもあるようなので、メインにがっつりと肉を食べてみたい。
それでも、この店ならもたれたりはしなさそうですし。
23:00 | 飲食(フレンチ) | comments (0) | trackbacks (0) | page top↑

etc: 気になってた場所に行ってきた

朝、地震にて目が覚める。
否応なく、神戸の震災を思い出す。地震だけは勘弁してほしい。
いや、まあ、地震だけではないけれど。


・・・さて、気を取り直して。
関西からこちらに越してきて、電車に乗っていて途中停車の駅のアナウンスで耳
にする度に、あるいは路線図を見る度に気になっている駅があります。一見(一
聴?)、ハイソな感もあり、すっとぼけた感もあり。
すなわち、“たまプラーザ”です。なんなんだろう、その長音は?

というわけで、ちょっと、行ってきました。
が、結論から言うと別に何があるでなく。再開発の波に晒されている住宅地、と
いうところ?北口側に出た感じでは高島屋がスケールダウンして東急になった二
子玉川、という印象もなくはなく。
代官山とか自由が丘みたく、オサレ系な店が周囲にあるという雰囲気がないのも
二子玉川に近いかな。まあ、周囲にそういう店があっても、個人的には興味を惹
かれるわけではないんだけど。
ただ、なんとなく通りの様子とかがのんびりしていて、あまり高い建物がないせ
いか圧迫感も少なく、雰囲気的には悪くないのかな、というのも感じたり。

で、軽くランチをした後、寄ってみたパティスリーが『デフェール(Deffert)』。
こちらの店、僕はプラーザに行ってみようと思って調べて知ったのだけど、界隈
だけでなく、それなりに有名なお店のよう。見かけは最近のパティスリーに多い、
モダンな造りではないんですが、それがむしろそれっぽい感じで悪くなかったで
す。

   
買ってきたのがこちらのシブーストとショコラエクレア。
エクレアはショコラとシュー生地が香ばしい。甘みも控えめ。チョコらしさを押
し出したものではなかったです。
シブーストはグレープフルーツを挟んでます。カラメル、グレープフルーツ、ク
リーム、パイ生地をまとめて口に入れると、グレープフルーツから出る酸味と水
分にクリームが混じり、そこにカラメルの甘さとパリパリとした食感が加わって、
すごく美味しくなる一瞬がある。その瞬間がとても良い。
なんでもシェフパティシエが最近変わって新しいパティシエになったそうですが、
十分に美味しかったです。他にも気になるものがあったし、また、食べてみたい
です。

まあ、何があるというではないけれど、うちからもそう遠くはないし、ランチを
食べてケーキでも買って帰るにはちょうど良いところかも。それにはランチの良
い店を探さないといけないなぁ・・・。
19:47 | 日記 | comments (0) | trackbacks (0) | page top↑

etc: 教訓

小さな友人が関西から遊びに来てくれたので、ネズミの国に連行(された)。

が、相変わらず、ネズミの国をネズミの国たらしめているイベントには興味を示
さず、アトラクションも結局はジェットコースター的なものが一番みたい。
まあ、それでも、なんだかんだで充分に楽しんでくれていたようなので、それが
何より。

とりあえず、一日つき合わせてもらって得られた教訓は、
 ・スプラッシュマウンテンの一番前はやめとけ
 ・食後すぐのスペースマウンテンは絶対にやめとけ
の2つ。特に後者は重要なので、しっかりと憶えておくこと。
23:09 | 日記 | comments (0) | trackbacks (0) | page top↑